覚えているようにキープしなくてもいいのかもしれない

先日予約を忘れてすっぽかしてしまった歯医者さんへ
今日こそは、‟忘れないで”いなくっちゃ、と朝カレンダーを見て思い、
40分前にもう一度思っていたのに、宅配さんが来て、洗濯機を回していたら
もう忘れそうになっていました。あぶないな〜と、思ったのが20分前。
でも、20分もあるから、掃除機をかけておこう、と一通りの掃除機をかけ終わった時には
出かけることを忘れかけていて、masaが入れてくれたお茶で一服している・・
あぶなっかしいこの記憶力。

まるで、寝不足の時の睡魔のように、
フワ〜っと突然来てガクンと忘れてしまって,”アブナイ！”と思い出すのです。

若年性・・？

いえいえ。
でも意識的にとは言いませんが、敢えて、忘れないように防御する脳の
反芻をしない状態をよしとしている自分がいます。

そもそも、記憶力って何のためにあるかと言うと、
経験則による失敗や危険を回避するためなのだと思うのですが、
PCの裏タスクのごとく、忘れないようにしなければいけない事項が
常に頭の半分以上をつかってキープされているような感覚に
慣れっこになっていて、本当に生きている自分の今ここに重心をおくことを
しずらくなっているのかもしれないな、と、思うことがあります。

だから約束を忘れてもいいと言うことでは全くありませんが、
そんなにそんなに、注意深く様々な記憶を蘇らせ続けなくても、
けっこう虫の知らせは来ますし、
事あるごとに残り時間を見ているような習慣を控えることにより
時間の上を流れていく自分自身のストレスが半減し、とても楽になることに気づきました。

好ましくない記憶が一緒に蘇ることも防げます。

もっと安心して、自分のできるペースで精いっぱい歩んでいて
それでいいのだよ、と思います。
時間を忘れないように、約束を忘れないように、することを忘れないように、
逃さないように、間に合うように、、と思っていたって
同じ人間、1日にできる事の量はおなじです。

それよりも、人生の大切な時間を浪費する3大原因は、
‟失くしもの”と決まっていないことをしたりわからないことを考えること、
そしてストレスです。
使おうとしたときに出てこないモノを探す時間って、思った以上に多く使います。

また、短時間で複数のことを効率よく行うために、段取りをたくさんイメージしている
というのも、特別限られた時間枠で何かをしなければならないと決められている時以外に
日常で同じように立ち回ろうとすると、
達成への予定を狂わせる何かが生じた時に、大きな負荷に感じ
自らのストレスを生み出すことになります。

だから、あれこれ段取りを組み上げてすることを忘れないように頭の中で
繰り返したりすることで時間を費やしてしまうよりも
目の前のわかっていることをして、モノを定位置に戻す。
これで充分幸せ度が増すような気がします。

そうしていると、意外とすべきことがストンと目の前に落ちてきて、
トントンと良い方向に進む仕事へと導いてくれるスイッチが入るのかもしれません。

歳を重ねた人々に近過去の物忘れが多くなるのは、
もしかしたら、そんな達観した考え方に至っているからなのかな、
頭の中でデスクトップに広げておくべきアイコンは
きっと少ない方が良いのです。

そんなことを考えていました。

夕飯クリップ☆彡
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　卵焼きのように見えるのは、ズッキーニのチーズ焼きです♪。
　　　　　　　　　　ベーコンとズッキーニとシュレッドチーズを小麦粉で和えて卵で焼きます。