80番の黒糸で
かぎ針でレースを編んでいる方にはお分かりになると思いますが、
黒い糸だけは、他の色の糸と違い、格段に編みにくくなります。
編み目が見えなくなってしまうのです。
いたずらに編みにくいこの色を、敢えて自ら編むこともないだろうと、
黒いレース糸は30番手より細い糸は持っていませんでした。
でも先日編んでいた黒玉のピアスに似たデザインで
お嬢様のバースデープレゼントに、とお聞きしているものに、
どうしても、編み玉の上に繊細な小花を一つ通したくなりました。
その必要としている小花を編むためには、30番では太すぎるのです。
40番でも多分太いでしょう。
80番というこの細さは、ミシン糸で言うと絹糸くらい。日本では殆どタディングレース用として売られています。この糸の‟黒”をかぎ針で編む、なんて、手芸店の店員さんでも唸るけれど、
とうとうこれしかない、と手に取りました。
どこかに、お誕生日の特別感を盛り込みたくて・・。
黒ですから、複雑に編んでも花びらが見えにくく、1センチというサイズの中でどのようにすれば小花らしく成立するか、、なんて試作を繰り返していました。
他の色のようにお花らしく可愛くならない・・。
いつの間にか、自分からの贈り物のような気持ちになっています。
お待たせしている他のご注文のことを考えたら、そこまでしなくていいのに、
と言われてしまうような事かもしれません。
でもね、形の残る物の中に、自分の手を加えさせてもらっていることを
感謝と感じるのです。だから、自由度を持たせていただいているものには
出来る範囲で精いっぱいお応えしたい。
・・ということで、小花は4種の試作を経て、決まり、後は仕上げを残すのみとなりました。
明日はmasaの演奏タイム。そのあと敬老会の演奏打ち合わせもあるようです。
声がカスカスにならないように、早く寝ましょう。
今日もありがとうございました。
夕飯クリップ☆彡
まだ肩ロースが残っていたので、すき焼風の味付けの中に、葉物ではなく
だいこんときくらげを入れてみました。お肉の味が行き渡り、
おいしい大根になりました♪