笑い声の社交場

昨夜、突然思い立って
参加申し込みが無く自然休講になりそうな体験講座を
開くことにし、朝からたくさんのレース糸を抱えて
出かけて行きました。

広報体制が弱く、こういうのをやっている、という事を
そこに通ってきている人たちでさえ知らない、という状況が
何となく想像されたので、実物見本をお見せする機会を
作らないと、誰にも知られず時が流れていってしまうかも
という‟気”を感じたのでした。

この教室会場は初めてでしたが
行ってみると、通りかかって作品見本を見てくださった人たちは
皆様喜んでくださり、
それだけでも、行って良かったかな。
そこを通りかかる皆様は、その同じ時間帯の違う講座を受講しに来ているのですから、
身体を二つに分けることもできないし、今季の受講には望みがないのですが
この講座の認知度を一ミリでも動かしたかな、と思えればそれでよしと思います。

「まあ！すごいね〜♪こんなのつくれるの？」と高らかに口にしてくださったかと思うと
「でも、私にはムリ。」と即ばっさり・・・・(;´∀｀)
みたいなセリフを耳にしたのも1度ではありませんでした。
そういう方たちが吸い込まれていくお教室は
スポーツ系とマージャン（！！）・・・そんなお教室もあるんですね。
知らなかった・・・・。

でも、お歳をしっかり召されている方たちの、本当にはっきり興味のあるなしを言う
いさぎよさが、かえって気持ちいいなあ、と思います。
ちょっと興味を持って近寄ってくださると、かなり要望が高くて
その技術が最初の2時間で手にできると思われている、さすがの熟年層の勢いは
なかなか手ごわい！(*´▽｀*)。

いつでもどなたでもお入りになれるように
教室のドアを開けて、作業をしていると、
マージャンのお部屋からの高らかな話し声と行き交う笑い声が
聴こえてきました。
笑い声はマージャンのお部屋からだけではなく、
受付のあたりの会話からも時折聞こえ、
外にでて、これだけ沢山の笑い声がこだましている場所が
あるのだということを初めて知ったといっても過言ではありません。

まさに、笑いの社交場です。

街でも地下鉄でもイベントでも、
殆どの人々はスマホの画面とお話していますし、
時々ほっとするような会話を耳にすることはあっても
ここまで抜けきった笑い声があちこちから聞こえてくる、という環境は
ちょっと特別な感じで、陽の気がいっぱい！！
なんだか沢山の福をいただける場所なのかしら、という気がしました。

スリルいっぱい？の教室開きでした。
でも、やはり動いてみて良かったかな、と思う1日でした。

夕飯クリップ☆彡