敬老の日
正午に台風が近くを通る、という予報をもとに、今日予定されていた敬老会は
中止にしました、と朝連絡が来ました。
九州などに豪雨をもたらして、予定通りの進路を辿っている台風は、確かに
函館方面に上陸してきていました。でも、機材搬入は昨日大事をとって先にしていましたし、「お客様が一人もおみえにならなくてもお婆ちゃんたちご本人はみんな施設に住んでいらっしゃるのだから、私たちは伺えます!」とお返しし、出かける準備をしておりました。腹ごしらえをしていると、
足指を骨折して身動きがままならない本州の叔母からは電話がかかってきました。
今から出かけるところだと話すと、「断りなさい。車でそんなに遠くまで行くのは危ない」とゆっくりと説得されました。「はい。」と電話を切り、
背中を向けていたmasaに向かって、「おばさんだったの。台風危ないから今日はやっぱり無理しないで断りなさい、って。」と話すと、
これはmasaの表情か・・と思うような、何とも言えない、
強いて言えば、お腹の中から出るものがでなくてすごく困ったような、とても妙な顔を見せました。一瞬にして、彼のなかの受け入れがたい気持ちが伝わって来て、
こんな表情になるmasaに心が動きました。
「masaは、行きたいのね?」「はい。」
ということで、叔母との話は一瞬にしてひるがえり、そこから先は暫く台風情報とにらめっこ。思っていたよりも強風になっていないので、大丈夫。と踏んで出発しました。
お客様の来ない敬老会でした。皆様喜んで歌ってくださいました。
演奏後は、『紅葉』をBGMにしてお一人づつへのプレゼント。
そして、お抹茶をいただきました。
小さなささやかな敬老会。
でも、敬老の気持ちをより濃くすることのできた、尊い1日でした。
masaの志も果たすことができて、良かったです。
ありがとうございます。
夕飯クリップ☆彡
今日も、お腹にやさしい煮物オンパレードになりました。
masaの体調は今一つです。