~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

瞑想をしている知人に白髪がないワケがわかりました

昨日、書店でつい手を伸ばしてしまった本、
スピではなく心理学の棚にあった
『お医者さんがすすめる』というサブタイトルの瞑想の本を
ソファでの休憩時間のお供にしていました。
masaも隣りに並んできて「ナポリタン」の話を読んでいました。

さて、この本、タイトルと表紙だけではおそらく目次さえも開かなかったでしょうが、
帯に書いてあったフレーズに、引き寄せられてしまいました。
     ‟人生がまるごと変わる!”

マインドフルネスがNHKで取り挙げられたころから
書店の平積みの島には‟マインドフルネス”本が乱立していましたが、
どれも、シンプルな事を掘り下げて書いているだけでしょう?という
感じでした。

その期に及んで、‟瞑想”という言葉をあえてタイトルにつけている
本を手に取ってしまうなんて(^-^;。まんまと編集者さんの思惑にまるまるハマってしまいました。

マインドフルネスがブームとなったきっかけは、大手企業がこれを取り入れたことが
きっかけのようですが、それよりもっと以前から、がん患者などの瞑想治療などは
研究されてきたそうです。

大抵この手の本は、読者の関心をピークに持ってくるための‟ミソ”の
話題を全体の真ん中に書いてあるので、ぱっとページの約半分の辺りを開くと、
 
‟負の感情が止まらないのは脳のせい”

という見出しが目に入りました。
‟あなたは負の感情の堂々巡りに陥ったことはありませんか?”
ある不安をきっかけに、それを理由にする不安がどんどん思考のなかで展開していく
辿り着く答えの無い思考。
‟「もっと前向きに生きよう」とあがけばあがくほど深みにはまってしまう人も
いるのではないでしょうか。”

ここから脱却する方法とともに、それは不思議な事ではないのだ、と
脳の性質(脳というもの自体がとてもネガティブな性格で、過去を振り返ると後悔のネタを探したがったり、
将来をかんがえさせると不安や心配材料を集めたがるのも脳の仕業)が書かれていて、
なんとなく、患者さんに寄り添っているそのお医者さまの切り口には、科学にもスピリチュアリティにも
偏らないバランスのよい視点を感じました。

強い不安がある時、ネガティブな感情に支配されているような感覚になりますが、
不安という感情を作りだしているのは脳で、悲しむのも不安がるのも脳の機能なのですね。
だから、
「ああ、また脳が不安という感情をつくった。」と、処理をすれば
どんどん流していけるし、そうすることが脳に質の良い休息を与えてあげることに
なるのだそうです。

ちなみに、「疲労感」も脳が感じているものなのだそうです。
筋肉がダメージを受けて生理的に疲労するためには、ボクシングやテニスなどの激しい運動
が2時間くらい続かないとならないそうで
普通に体を使ったり運動をして感じる疲労というのは、働きっぱなしの自律神経に
負担がかかり、それがまるで筋肉の疲労のように感じられる、つまり
脳がキャッチした疲労感、なのだそうです。

瞑想やマインドフルネスで、身体がリフレッシュするというのは、
一時的に外部からの情報や内部で反復する感情をストップさせる、
つまり”脳を休ませる”ことで脳の疲れをとるからなのですね。

他にも、認知症や(おそらくmasaの性質にも深く関わっていると思われる)短期記憶、判断力
をつかさどる『海馬』の体積が、上記の‟システムの休息”の間5パーセントも大きくなるとか。。。
そして、海馬はストレスに弱く、ストレスを受けると縮んでしまうという性質があることも
知りました。

以前、このブログのなかで、
人が1日に頭に巡らす雑多な思考が20万もあるという話を書いたことがありましたが、
そういう脳を労力の無駄遣いから解放する作業が瞑想であり、
生きていく肉体にこの休息が大きく影響するのだということに驚いています。

海馬の例のように、瞑想によって多く分泌される物質などの研究も進んでいて、
それらを根拠に
認知症予防にも、アンチエイジングにも、自律神経失調症にも、子どもの思いやり形成にも
勿論免疫力向上にも、効果が認められているということも知りました。
瞑想の外枠を読んでいただけで気持ちよくなってしまったのか、
気付いたら、私はmasaの隣りで眠り、masaの音読の声は無音になっていました♡。

夕飯クリップ☆彡