~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

”ゆとり”が生まれるところ

朝、中村江里子さんが密着されている番組を観ました。

彼女がフジテレビの社員だった頃、私は日本のテレビ事情にとても疎い時代で、時々、妹にかいつまんで教えてもらっているような状態でしたので、彼女がどのようにテレビで活躍していたのか見たことがありません。その後、パリに住まうようになってからの数年も、雑誌広告の見出しだけの印象から‟おしゃれでセレブ”という枠の中にいる以上に何も感じていませんでした。

 

今朝の番組は日本に必ず年3回帰国する彼女の生活を垣間見られる仕立てだったのですが、その彼女がハープを扱う老舗店の娘さんだということも今日の番組で初めて知り、彼女の中に流れる魅力の発信源を感じました。

 

それは、何かの達成のために必死に努力しているでもない、心を揺さぶるような活動をしている訳でもない、羨ましいと強く思わせる何かがあるわけでもない(勿論豊かでスタイルも良く、ご主人も素敵で美しいですが)彼女が、自分の好きな物事(おせんべいだったり、アートだったり、オリジナルなファッションだったり)を自分のペースをオーバーすることなくしている姿にありました。自分の着たいブラウスやセーターはオーダーして着る、とか、パリのお家の壁の色やキッチンの床、タイル、リビングの天井など、手を施そうと思えばとても気力の必要な規模で作っている。これは、とても別の仕事に追われている人ができるボリュームではありません。ということは、その好きなことを実現する部分に大きなenergy(お金や時間)をかけているということです。

 

自分の好きなことを自分のペースで自分の思いの通りにやっているだけで‟大丈夫”という目に見えない『ゆとり』に人は惹きつけられるのだとわかりました。

無論、彼女のご実家は資産家のようですから、そうした経済力の後ろ盾が先にあると考えることはできますが、経済力そのもの、というよりは「それでいいのよ」と育てられてきた視点と護られたマイペースが彼女の豊かさを形成しているように感じます。

きまま、という表現とは少し違う彼女のゆとりをモデルにして、さっそく‟私が時計”的に”今”思うことをする1日を過ごしてみましょう。

数分先にこれとこれをして、何時間さきにこれをして、と達成目標をいつの間にか掲げているあなた、それをしてもしなくても、時間は同じように結構たっぷりあることに気づきます。

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