遭遇
買い物の予定はなかったものの、masaのパーカーを直してもらいに
修繕工房のあるスーパーの中へ入ると、
入口から出口付近のお惣菜売り場まで、”母の日”装飾で埋め尽くされていました。
母の日のカーネーション、というはずだったギフト習慣が、
いつの間にか、豪華なご馳走を食べてお祝いする日になっている感じに
やや違和感、・・・ながらも、まんまとその‟母の日商戦”に飲み込まれ、
通路を出る片手には、仏様と神様のものだけ求める予定だった花屋さんで、
自分へのカーネーションも握っていました。
そして、先ほど修繕工房で出費した記憶が新しいのに、
帰り道に新しくできたケーキショップの中を見てみたくなってしまったのは
自分自身で、理解に苦しむ行動でした。
でも、それは、車を止めて降りたところですぐに理由がわかりました。
「あら?まさくん?」
15年来のもとクラスメイトのお母様が、声をかけてくださいました。
そのご家族のご紹介のお蔭で、今のmasaの音楽活動の半分がありますが、
お目にかかるのは数年ぶりのこと。同級生だったAちゃんは美しき女性となり
立派なお仕事に就かれた今も、毎年masaの年賀状にお返事をくれます。
そのご家族が3人とも揃って来ていたのです。
「masaくん、今、どうしてるの?」と、
masaがソロライブをしたり、新しい職場に通うようになったり、大きなコンサートに出たり、と節目を迎える度に、とこからか現れて声をかけてくださる方、
不思議な、そして必ず何かで繋がっているのだと感じる、ご縁を持つご家族に
遭遇できたことを、ありがたく感じる日曜日でした。