~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

極小の野花たち

緑が輝くきれいな朝でした。


夏の盛りが過ぎると急に増えてくる虫の姿。
もう、草原は虫の天国状態です。大きなアブが暴走族のように飛ばして
目立っているけれど、しゃがみこんで観てやっとわかるような小さな虫も
一生懸命生きているカミキリムシも、・・。夏を感じる風景に引き込まれて
小学生のごとくしゃがみこんで地面とにらめっこしていました。

野に咲く花は、タンポポヒメジオンなどだけでもうほぼ終わったかな、
と思っていたのに、地面に顔を近づけてみると、ごくごくミニサイズの
かわいらしい花たちがとても可憐に咲いているのを発見しました。
         
紫色がとてもきれいな小花、直径は6ミリくらいでしょうか。
花びらんが凛としていて、とてもきれい。名前が分かりません。

小さなお花を食い入るように見つめる私の姿は、
きれいな貝殻を探して浜辺にしゃがみこむ姿に似ていたかもしれません。

そして、とっても気に行ってしまったもう一人のこの子、
          
サイズは上のお花とほぼ同じくらいで、とても小さいです。
その小さな小さな作りのなかに、とっても複雑な花びらがついている。
細い花びらが二つくっついたみたいなものが5弁。
なんていうお花かよく調べたくて、一輪だけ摘んで持ち帰ってみました。
さすがに野生。
少しの水分で凛と命を保っています。でも、午後からもうお花はすっかり閉店状態。
           
閉じてしまうと、花びらが中に隠れていることさえ見えず、
額でしっかりと包み込んで、花であることも見せない、お堅い小花です。
益々可愛い〜。

近くにひとり咲遅れたらしき赤ツメ草も、我が庭で見飽きていたはずなのに
ピンクがひときわ鮮やかで、とても見事だったので、思わず撮影してしまいました。
              
こんな地面の花たちに引き寄せられるのは
夜にふと感じる秋風のような気配とともに、ふと寂しい雰囲気が
心の中に炭酸の泡のように、出ては消え、出ては消えているからでしょうか。

帰り道、立ち寄ったお店で、これまたくすみのないガクアジサイが、
オートクチュールのドレスのように咲き誇っている姿に迎えられました。
          
先ほどの小花からみたら、恐竜サイズ(^▽^;)ですよね。
この子の世界では、自分のサイズがスタンダードだと思って
当たり前に生きているのでしょうね。

何だか人の価値観に似ている・・。

どちらのお花たちからも
それぞれ別の意味で元気をいただきました。

夕飯クリップ☆彡