~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

あなたはこんなにも愛されている

一か月ぶりに山に行った今朝は、
昨日までの暑さがうその様な気温の中でした。

いつも足元に絡みつきに来るミャーの体温が
立っているのも心もとない私のことを受け止めてくれるかのように
私の膝を折りました。

心を許した私に安心したかのごとく、私のひざ元で
ごろごろと身体を伸ばし、「こうしてゴロゴロするのよ」と
私に教えるがのごとく、少しうとうとしては、起き上がり、
また、私の反対側に移動してゴロゴロして、まるで私のこころを
ほぐしているかのように、自分の身体を使って力の抜き方を
見せてくれていたミャー。

しばらくして、す、、と立ち上がって数メートル先へ歩いて行ってしまいました。
「あ、行っちゃった・・・・」と思ったら、
くるっと向きを変え、再び私に向かってゆっくりと、一直線に歩いてきました。
耳には、たくさんの気になる鳥の声が重なり響いているはずなのに。

私に向かっている?私を見つめている?
私が彼女の目を見つめ返すと、彼女はやはり私をみて
進んできていました。決してわき見をすることなく、そのまま
互いに目を見つめ合ったまま、彼女は私のひざ元まで歩いてきました。

膝を抱えてかがんでいた私の手の甲のところまで来たミャーが
鼻先をつけてきても、私は、手のひらを彼女に差し出すことはせず、
そのまま膝をかかえたまま、彼女を眺めていました。いつもの通り。

すると、私の手の甲をぺろぺろと舐めはじめたのです。
5回、また7回、そして5回。。
少しザラザラしたその舌の感触が、丁寧に私に触れようとする彼女の気持ちを
伝えてくれました。この子、私を癒そうとしてくれている・・・。

す〜っと、身体と心が許されていきました。

それはきっと自然を代表して宇宙の愛を伝えてくれた行為でした。
「あなたはこんなに愛されているのよ。」って。

ここから私たちの蜜月がはじまる・・・そんな感覚に落ちた
その瞬間、
ふたたび、すっと立ち上がったミャーが静かに背を向けて
まっすぐに向こうへ歩いて行ってしまいました。

「え?どうして?」

彼女が停めてあった車の下に辿り着いたかどうか、というところで
 ポツ・・・
そう、雨が落ちてきました。

できればほんの一滴さえも濡れたくないのね(*^-^*)。

私も彼女の後を追うようにして
車へ向かい、傘を出してさしました。
ほんのポツポツだ、とおもったその雨はどんどん本降りになり、
彼女の雨宿りはまったく素晴らしいタイミングでした。

相手に気を遣って自分の心の優先順位をくるわせてしまう人間が
猫に学び癒される訳を、実感しました。
自分の心に一瞬も、一ミリも嘘をつかない彼女に
見つめてもらったこと、手の甲をなめてもらったことが
一層深い癒しとなって、
その後の日曜日を決めてくれた、そんな朝でした。

夕飯クリップ☆彡