~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

タチアオイの記憶・・・

朝まだ8時台で一気に気温が上昇していた今日、
お昼ごろ、車内に表示されている外気温は一時36.0度となっていて、
感知器がエンジンルームの近くにあるので、実際よりも1,2度高めに出ることは
わかっていても、「それはないでしょう。」と
あてにならない温度計だ、と決め込んでいた私。

調べてみたら、34度まで上がっていたのですね。
これまで、北海道で高温を記録したニュースを聞いても
札幌は31,2度止まりだったので、車くん、疑ってしまってごめんなさい、です。
温度計が35度より上を表示すると、恐怖に似た感覚になるということも
初めて体験しました。

信じられないといえば、
ウインブルドンも大番狂わせがあったようですね。
マレーもジョコビッチも敗退で、フェデラー以外の4強がみんな姿を消してしまいました。

地震もあまり揺れない九州南部(鹿児島)や北海道の北西沖が揺れたり。

地球全体が二日酔い?状態でグルグル目を回している感じです。

           
濃いピンクのタチアオイを見ると、
北海道の田舎道と義理の母を思い出します。

きっと、私に思い出させてくれるためにこのコが現れたのでしょう。
今日は義理の母の誕生日でした。

私は、断然白い葵だけが好きなのです。
でも、他の花同様、濃い色のお花の方が強く優勢になっていくために、
雑草のごとく咲いている田舎道の路肩にあるタチアオイは、
遠くへ行けば行くほど色がこの濃いピンク色に集約されていきます。

masaがまだチャイルドシートに乗っていた頃、頻繁に道内を行き来していた
車窓のタチアオイが、いまどちらへ向かって走っているかを示してくれていた
と思い出すほど、夏の田舎道から見える花は濃いピンクのタチアオイばかりだった。

それが、嫌で、この頃はこの花があまり好きではありませんでした。
はじめから、‟タチアオイ”という名前を知っていればまた違う印象だったのでしょうが。
関東以北に植生を持つと言われていても、東京では見かけることの無かったこの花の名を義母に尋ねると
「コケコッコ花・・・って言ってたけど」
と言う答えでした。この赤さと形がニワトリのとさかに似ているからだそうです。

華道だ茶道だと言っていた割には、お花の名前も教えてもらえないことに
空箱のギフトをもらったような感覚の答えでした。
今から思えば、どちらかと言えば雑草の種類の花という認識なのでしょうから、
仕方がないことなのですが、

でも、その土地に嫁入りして年月が浅い‟新米ママ”としては、
新しく住み始めたその土地の、
その季節にほぼそれしかないほど咲いている花の名さえ
ちゃんと教えてもらえない(教えてくれる人がいない)ことが
孤独な親子生活を象徴しているように感じて、
毎週車を走らせながら、眼に入るこの花たちの前を通り過ぎる度に
「コケコッコ花 、 コケコッコ花」と頭の中でリフレインし、
晩夏に向かう寂しさと重なっていたことを思い出します。


田舎道のように、車で通りすぎるのではなく、
近くで眺められるようになったのはmasaがずい分大きくなった後でした。
今や、その繊細な薄い花びらの美しさに、夏を感じる大好きなお花ですが、
濃いピンクは、そんな記憶を持つお花です。

       ☆     ☆     ☆    ☆
masaは今日職場でいつもの作業に加えて
お風呂掃除をしてきた、と話してくれました。
お役に立てることが増えるのはよい事です。嬉しい事です。

でも、疲れただろうな・・・。冷房のない場所ですから。

疲労回復のビタミンBを!と、生姜焼きのお肉をステーキ並みに厚くして
夕飯にしました(*^-^*)。

夕飯クリップ☆彡