~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

今が‟心温まる過去”になるように

夕食を済ませてmasaが食べ終わるのを待っている間に
何となく昨日うまくいかなかった編み物を研究していたら
いつの間にか、masaがお皿を洗ってくれていました。
「ありがとう。」と視線を手元に向けたまま口にしていると、
ふわ〜〜〜」と大きなあくびの音が。

時計を見上げてびっくり。
12時を回っている!!!

「え〜〜っ!だめだめ!早く寝て!」
と、突然masaをベッドへ押しやる。
お風呂上がりの紫蘇ジュースはこの後飲もうと思っていたのでしょうが、
12時なんて、早起きベースのmasaの身体の調子がわからなくなってしまいます。

いつの間にこんなに時間が経っていたのだろう、ごめんね。

そして、取り込み忘れていた洗濯物を取りにベランダへ出ると、
日中の猛暑を想像もできないひんやりとした空気が心地いい。

甘い甘い花の香りが漂ってきて、シェイクスピアの『真夏の夜の夢』を
思い出す。。さすが、たなばたさま。
花の香りが漂う夜の庭は、誰もいないのに、誰かがいるような、
夏だけの空間です。

夕方、masaを送る道すがら、
さ〜さ〜の〜は〜さ〜らさら♪
2番までうたってみました。

masaがうんと小さいころ、歌いながら物寂しい気分の季節を繰り返していたことを
思い返します。「たなばた」‟なのに”の気分の方が強かったかな、その頃は。
今は、‟なのに”がとれました。

人生の経験値が余計な語尾を切り取ってくれます。
蘇る過去の思いが、どのような時のものなのかと並べてみると、
その過去を作ってきたのも自分であることを思いだします。そして、
今も、‟今ここ”を作っていることを思い出し、今が‟心温まる過去”になるよう、
意識していくことを忘れないでいたいと思います。

‟たなばた”がまたひとつ、過ぎていきました。
さらさらと。

夕飯クリップ☆彡