苦しいところに居る時も、希望をもっていいことを思い出そう。
亡くなった麻央さんは、この世を去った後にも海老蔵さんのカブを上げている
大した妻だと、感心していました。
それは、今日放映されていた、当時1月のインタビュー映像を通してです。
病気になる前には、理解できなかったという海老蔵さんの物の見方・考え方が
すごく生きる支えになったという麻央さんのインタビューです。
彼の持ちえる人生感は、とても深くつきつめた物、
厳しいところで鍛錬されたからこそ培っているものであることを
話を聞く側も感じ取れるお話でした。
それは、たとえば
人は、苦しいところに居る時、どうしてもその苦しみを取り除くことしか
見えなくなるけれど、その狭いところだけ見なくてもいいんじゃない?と
世の中には、自分たちの想像も及ばない苦しみが沢山あるのだと。
苦しいところに居る時も、希望を持つことを思い出そう、と。
これもしなくちゃ、あれもしなくちゃ、って考えなくてもいいんじゃない?
しなくちゃいけないからすることより、いま与えられている、この時間この状況下で
自分がしたいことは何か、って考えるのだと。
目の前の事だけではなくて、全体を俯瞰してみると、したいことが変わってくる
ということ。
改めて、この海老蔵さんにして麻央さんの天使性が与えられたのだった、と
本当に素晴らしいカップルだったのだということが浮き彫りになって聞こえた
インタビューでした。
そして、病床の麻央さんに向けられたアドバイスは
今の私にもすっぽりと当てはまり、
「今大変なことがたくさんあっても、その上で、今したいことをする。」
それが、心と体と、大切な人を守る最良の歩み方なのだと
教えてもらった気がします。