お歌に集まる顔ぶれの様変わりに思う
今日はマンスリーの演奏タイムでした。
また新しい入居者の方が増えていらっしゃいました♪。
新しい方に喜んでいただくのは勿論、とても嬉しい事ですが、
その帰り道、代わりにいらっしゃらなくなった方が体調が悪いだけならいいいな、
次回はお目にかかれるかな、と案じてしまいます。
高齢者の施設というのは、リアルな生の終わりがそこにある場所なので、
小規模な施設といえども、年に何名かはお亡くなりになっているようです。
お亡くなりになったことを教えて頂けることもありますが、
その多くは、わざわざ教えてはいただけません。
病床の近親者を看とる時の別れと違って、
先月はお顔を見せられて楽しそうに歌を聞いていらしたかたが、今月はいない、
というのが、入院しているのか亡くなっているのか、どちらかわからない程度に
少しずつ顔ぶれが変わっていく、というのはなんとも切ない時の流れです。。
気づけばmasaが演奏タイムを始めた最初のころからいらっしゃる方は約3名のみ。
こうして振り返ると、その最後の数年の束の間の時を、懐かしいと涙を流す時間として
味わっていただける時間を共有できていることは
とても貴重な関わりなのだと、改めて感じていました。
今日は、スタッフの、私より若い女性が「故郷」で涙していらしゃいました。
懐かしい歌の中に情景を重ね合わせ、それが涙になる人は
厳しい今を気をはって生きていらっしゃる覚えを少なからずお持ちの方なのだと思います。
一瞬でも、心が緩む機会を、持っていただく場に居合わせていられることを
もっと感謝して精進しようと思います。
☆ ☆ ☆ ☆
さて、その帰り道、今日は珍しく道を変更していました。
ただ何となく、・・なのです。
1年くらい前から寄ってみたいと思っていた洋菓子店の
場所を確かめてみよう、という変な動機で、ショップカードの曖昧な記憶だけを
頼りに、いつもの帰り道より、少し南側へと迂回しました。
当然お店は見つからず、すぐに諦めて我が家の方向へ向かっていると、前方に、
横断しているにしては道の真ん中に立ち止まっているように見える人影が・・。
工事中という訳でもない感じの、ただの道路の真ん中に立ち止まっている。
雨が降っていて、カッパを着ているので、姿がはっきりしません。
「どうしたの?危ないわよ〜」と呟きながら近づいていくと、
中央車線を避けるようにと手招きしています。
即座には理解しにくい誘導でしたが、次の瞬間、これが見えました!
子ども山車ではなく、本物の山車です♪
お囃子隊が間近に見えて、とっても得した気分♪。
雨が降ってもこんないでたちで練り歩くのですね。
大変〜〜〜。
昨日といい、今日といい、
神様が吸い寄せられてくる(あ、逆かな?)感じのハプニングに
大喜びの午後でした(*^^*)。