~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

あの時のこと

春らしい陽気の中、でも日陰に位置するところには
まだたっぷり雪が残っていて、
5月の末には小学校の運動会を行うグラウンドも、雪山を一面に崩して
雪割りの作業まっさかりでした。

そんな風景を見ながら歯科医院から帰ってきたのですが、
次回の予約を入れようとすると、学校健診のため休診、という日が
いくつかあって、「あ〜、春なのですね・・・」と
思わぬところで小学時代のmasaを思い起こすスイッチが入りました。

道すがら、通り過ぎた緑の壁のお家は、
masaの同級生Mくんが中学まで住んでいたお家。
生徒会長だったその彼が中学時代学校代表の合唱の指揮をしていたのを
思い出しました。H君がピアノで、演奏後二人で舞台上で握手をしていたな〜。

その記憶からもっとさかのぼり、小学2年の時のこと。
その大ホールでmasaの学年の子どもたちが合唱できることになり、
勿論masaも、だったのだけど
その1年前の入学式の時は、場内を走り回って先生たちがあちこちで通せんぼ
したりして、・・・などという一幕もあったような、多動を絵に書いたような状態で
本番ステージで、どのように行動できるかまだまだ全く見当がつかない時代でした。
母の私は、どの学年の子も出られるわけではない、せっかくの機会を
恐くて masaを出すことができませんでした。
‟ハレののステージ”を自主欠席させてしまったのでした。

masaが学校活動を休んだことは後にも先にもこの時だけです。
(休日だったので欠席にはならないけれど)
そして、その事がずっと私の心の悔いとして、masaに申し訳ない気持ちを
ひきずっていました。

そして今、その同じ音楽ホールのステージでmasaは一人中央に立ち、
1200席の前で
ピアノを弾かせていただくことになっています。。。

あの時から17年。
人生、17年後にこんな風に変わっているなんて、本当にわからないものです。

今の状況がどんなに混とんとしていても、
全く予期せぬ未来が、開かれる可能性が必ずあるのだということを
信じたい自分が、気付くとその実現結果を目の当たりにしていました。

感謝で涙が溢れそうになりました。
春の陽ざしのもとで。

夕飯クリップ☆彡