~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

声が持つ表現力

おとといくらいから、masaが紅茶に使うメープルシロップ
ほぼ無くなっているようでした。大抵は次の買い置きを用意してあったのですが
そのメープルをお腹におさめているのはもっぱらmasaなので、
たまにはミルクだけの紅茶でもよいのでは、と補充を特に急いでもいなかった私。

紅茶を煎れる度に、「メープルシロップいれよ♪」というのはお決まりで、
なくても、やはり「・・・入れよ♪」とことわってくるmasa
メープルシロップ?無くなっちゃったでしょう?」と私が言うと
「ミルク入れよう」とあっさりミルクだけの紅茶を受け入れるmasa
この会話をくり返すようになって何回目くらいかしら。
2日くらいたっていたかもしれません。

すると今朝、ちょっと間をおいてから、突如として
メープルシロップ買いに行かなくっちゃ。」
masaが言いました。
その声と言い方が(書き言葉では表せませんが、)強い決意に満ちた声で、
まるで「僕たちはこの地球を救わなければならないのだ!」と言ったかのような、
大きな志を持って自分が動こうとする声と言えばよいのでしょうか、
演劇のような、その含みをナチュラルにできるmasaの声って、
すごい。曇りの無い気持ちがそのまま表れる声の持つ表現力って
すごいな〜、とひたすら感心しておりました。

そののち、母はブックカバーを完成させ、
masaは練習をして、  
子ども劇場関係の集まりに。

夜はプールの日でしたので、終了時刻よりも少し早目においとまし、
そのままプールへ送り届けて、私は少し離れた駐車場付近で時間を
費やしておりました。
駐車場が隣接でなくなったという事情も手伝い、迎えに行ったのは終了時刻ちょうど。

入ってみると、masaはフロントで迷子コーナーに保護されている子どものように
静かに椅子に座っていました。
今日は、11日。祝日でレッスンはお休みだったのだそうです。

お休みで、
知っているコーチもスタッフもいなかったのに、保護されていたことは
ヨカッタですけれど、知らないスタッフの前で、じっと1時間あまり待っていたmasa
私が行って、車に乗ってからも暫くかたまっていました。

固まっているって、どうしてわかるかといいますと、
こちらから聞く問いに何かしら声を出して答えるのですが、
その声がどれも平面的な ロボットみたいな声なんです。
ナチュラルにそうなっているから笑ってしまうのですが・・
敢えて言えば、敗戦したサッカーチームのメンバーが
すっかり精気を失ってしまったときのような・・・。
‟がっかり”と‟不安だった”と‟疲れた”とそんな感じがミックスされて
これしかない、という声になって表れていました。

朝のメープルの声といい、この固まった返事といい、
言葉すくなの声の中に、気持ちを表す表現力がピカイチになっているmasa
彼のキラリとひかる個性を感じ始めた、母であります。

お風呂上がりでパジャマになっていたmasaの背後で
私が のど飴を一つ開ける音を聞き取り、
(私が口にしたものは自分も食べて良いという許可に受け取る彼(#^^#))
キャンディーボックスに手をかけるmasaからにじみ出る笑顔もまた、
こちらが噴出してしまうくらい出力全開でした。
キャンディー一個でこれだけの笑顔が吹きこぼれてしまうmasa
嘘のない彼の表情と声はそれだけ力を持っているようです。(*^^*)。

この彼のピュアな声が持つ力が、これからの私に生き方を
教えてくれるのかもしれません。

夕飯クリップ☆彡