‟目を見つめて一緒に笑い、一緒に泣く気持ちがないなら 他人の話を聞かないで”
夕方、いつもの時間にプールへ向かう車道は、元旦に次ぐ空き具合で、
「ああ、ホントにみんなお盆休みなのね」と実感しました。
こどもの頃は、いつも皆が大移動する時期に、その波の中で一緒に
移動する側にいたので、大人になってからは、こうして皆があちこちへ行ってしまったあとの閑散とした道路を見るのが一番なごみ、時節に浸れる気がします。
これでお墓が行けるような近くにあったら言うことないのですけれど。。
日航ジャンボ機墜落の慰霊登山のニュースを見ながら、やはりあの歌が頭をよぎり、
永六輔さんのことを思い出しました。彼は年間4万通ものハガキを書いていたそうです。1日100通以上の計算です。恐るべし言葉の泉。
その彼の言葉の一つに、大きく頷きます。
”目を見つめて一緒に笑い、一緒に泣く気持ちがないなら
他人の話を聞かないで。”
この言葉を聞いて自分が否定されている気がする人と
自分が守られている気がする人に別れるのでしょう。
私は、自分の前に立ちはだかって守ってくれるお兄ちゃんを得たように感じました。
‟共感”という言葉のずっとずっと手前で、尊厳を無くして当たり前という
コミュニケーションを与えられてきた記憶が、おイモのツルのようによみがえり、
過去から現在に及ぶ心の傷を露呈したからでしょう。
逆に、この言葉にあまり‟はっ!”としない人は、心を寄せ合える交わりが、
空気のように自分の周りに当たり前にあるということです。
この幸せの存在を意識することも無く生きている人の人生は
何が起こってもしなやかに立ち向かう勇気と信頼が蓄積されていて
1日1日が色濃く印象的に色づけされていくでしょう。
だから、せめて自分はこの幸せをシェアできる人になりたいと思います。
夕飯クリップ☆彡