アルコール依存症の番組をみました
夕飯時にやっていたテレビで女性のアルコール依存症の
回想録的なものをやっていました。
独身時代に始まった軽い依存症が、結婚後も妊娠出産後も継続し
脳をむしばみ、記憶障害を通り越し、幻聴や幻影を見るようにまで至ってしまった
その方のお話は、途中経過がとても詳しく、リアルに感じました。
一度依存症になったあと、妊娠もしたのに妊娠中も飲まずにはいられなかった
というところが一番のボーダーに見えました。
妊娠中という最高のきっかけさえも生かせないほど
取りつかれてしまう依存度というのが、人生の優先順位を忘れている。。
この事が、その後を分けたと感じてみていました。
アルコールに限らず、たばこ、買い物、甘いモノ、薬、ゲーム、・・・
依存症になっていく最初のきっかけが些細なことであるのと同様に
依存症から抜け出すきっかけも、些細なところにあるように思います。
‟ここでやめましょう”と思えるきっかけが訪れるかどうか・・・。
依存症になっていると自覚してから、抜け出さなければならない本当の理由を
自分が見つければ、抜け出すことはできるはず。
でも、
‟やめる”ということを絶つ理由にしているうちは、おそらく繰り返します。
今、何かの依存症を自覚しながら、繰り返してしまう度の自己嫌悪に襲われるという生活を
行ったり来たりしている人には、自分がそれをやめようと思う本当の理由を
見つけられるよう、お祈りします。