~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

見習いたい人

今日は、昨日のカサと一緒にお返しするお菓子を求めに北へ、
傘を返しに東南へ、役所に向かって、再度北へ、そして駅前へ、と
市内の結構広い範囲を右往左往していたような1日でした。

そんな中で、ひときわ私に元気を与えてくれたのが
中央区役所2階で交通整理(案内係)をしているおじさんでした。

数年前からずっと同じ所に立って、
どの窓口どの整理券をとって待てばよいかを来る人皆に声をかけ
振り分け案内してくれるおじさん。半年ぶりくらいにお目にかかりましたが
益々さわやかさがパワーアップしていました。

とても積極的に声をかけるのに、決して行き過ぎではなく、
対応も的確。
笑顔満点。てきぱきして、内実共にとても有能なお方なのだと思います。

2階に上がってくる人たちは、納税とか、老人とか、福祉関係で
どちらかというとどこか具合の悪い、または何を言っているのかわからないような人も
かなりの確率でいると思うのですが、
「どんな来訪者でも私にまかせてくださーい(*^^*)」
と顔に書いてあります。

本当に爽やかで、元気で、
とても高級な潤滑油っていう感じです。
とてもとてもいい気持にさせてくださるのです。

例えば、発券機から私が整理券をとったのでmasaも続いてとってしまっていた
のに気づいたら、私とほぼ同時にそれに気づいたおじさんが近寄ってきて
「大丈夫ですよ〜(理由も全て察している声で)。じゃ、これ貰っておきますね〜」
と多くとってしまった番号を何気なく回収。

別の窓口それぞれの用があるから、両方の整理券をとっておきたいな、と
ちらっと頭をよぎった瞬間、「どうしましたか?」
「じゃ、まずこちらね。うん。両方取らない方がいいね。」と素早く
シンプルに処理。

後から来た別の女性が、私のようにひるむこともなく
さっさと2種類の整理券を取っていると、そこにも声をかけるおじさん。
「あ、こちらにも用事があるの?
 券は1枚だけ取った方がいいね。
 ほら、両方からよばれたら身体を二つにわけて行けないもんね。」
この、否定しない言いまわしが即座に笑顔と共に出てくるのです。
ルールやこちら側の都合で、アドバイスを脚色しない。
これ、真似できそうで、他の所の方がたにはなかなか難しいと思います。


とにかく、
こまった、とか嫌な顔はこの人の表情にはないのですね。、
自分の都合をものさしにして相手のすることに‟反応”することなく、
相手の言葉や行動をそのまま受け入れて対応している。
これは普段私たちが自分に起きた物事について
そうありたいと目標にする態度そのものです。

そういう意味で、お手本的な生き方を体現しているおじさん
に笑顔にしていただきました。


反応がおかしな人も色々と増えてきて、声をかける分だけ嫌な思いをすることも
多くあると思います。
それでも、サービス品櫃が維持されているというところが
素晴らしい、見習いたいと思わせてくれる貴重な存在に
感謝です。

夕飯クリップ☆彡