清掃活動(・・・見られていますよ)
編み花の手ほどきをさせていただいている時間の中で、
次にチャレンジしてみたいリクエストのお花の中に
ヒマワリが出ていたので、できるだけ分かりやすく可愛く編めるものを
考えながら一つ試作してみました。
まだ花びらにアイロンもかけていないワイルドさん。
編み針を持つと、お腹がすくとか眠いとか、そういう生理的欲求が働くまで
時間を忘れてしまうのだったことを、久しぶりに思い出しました。
アブナイアブナイ。
さて、話は朝に戻りますが、
いつもmasaを送って地下鉄に入る手前にある銀行さんでは、
朝の清掃活動をなさっています。
私たちが通りかかるその時間が、丁度その時間にかかっているらしく、
冬は雪割り、夏はホウキなど、若い男性行員さん達(おそらく営業職)
7〜8名が各々清掃用具を持って駅前をきれいししています。
それは遠目にとても気持ちの良い風景なのですが、
毎回近くを通り過ぎる者から見えるのは、小学校の掃除当番で遊ばないけれど
やる気はないタイプの児童たちそのものです。
「自分は道のそうじをするために銀行員になったんじゃない」と
顔に書いてあります。
全くきれいにしたいと思ってないでしょ。それならしない方がましですよ。
かえってマイナスイメージを持たれてしまいますよ。
と声をかけてあげたくなるのを毎回ぐっと抑えてそこを通り過ぎるのですが
これを上司がひそかに観察して人物評価の物差しにしているのだったら
この銀行さんは大したものです(#^^#)。
本当に余計なお世話ですけれど、
折角目の前に与えられているお仕事があるのに、それを楽しまず
時間が流れていくのを待って意味なくホウキを動かしている若者が、
惜しいな〜と、思ってしまいます。
細身のスーツを着て、おしゃれなコートやトレンドの革靴を履いていても
これでは・・・。
毎日やっているのに、楽しみややりがいを見いだせないなんて、その人の生活全般の
他の部分もきっと、こんな風に、
積極性や創造性から離れたところで営まれているのでしょう・・・
銀行員という、一般的に言えば社会的に保証された恵まれた立場の人が
この質の人生を営んでいるというのを見ると、これより恵まれない立場の人も
大勢いる社会全体の日本人図がとても貧しくなっているのではないか、と
心配になってくる木曜でした。