~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

鍵っ子

今日も氷点下の気温ではありましたが、
同じ気温でも風がつくといきなり自然の厳しさの中に立たされている感じ
になります。特に午後は、吹雪模様でした。

雪まつりの滑り台会場で遊んでいる人たちには‟試練”だったことでしょう。

それで、わたくしは役所での事務手続きの続きをしにでかけました。
役所といっても天秤マークのお役所、なので
さすがにちょっと緊張して、masaはヘアカットに出てもらって
別行動にしました。

私たちがなぜ普段別行動にしていないかといいますと、
私の方が先に帰れなかった場合に、一人で家に入っていることができないからなのです。
鍵を持っているのに、鍵を持っていることを忘れてしまって
ずーっと外で待っている彼の姿を後から帰ってきて見つけた時の
切なさに耐えられないからです。

でも、もう結構いろいろわかる年頃にもなったし、
できるかもしれない、というほのかな期待感と、
ほぼ同時くらいには私も帰れるだろうという見込があったので
今日は久しぶりに冒険して、彼に家の鍵を持たせて出かけてもらいました。

「帰ってきて、ピンポン押しても出なかったら、自分で鍵を開けて入ってね。」
「はい。」

これを朝のうちに1回、いよいよ出かける前に2回言って、
今回はほぼ大丈夫でしょう、と互いに家を出ました。

言われている書類はすべてそろっているし、これを出すだけだから
かかっても30分でしょう、と思って窓口へ行くと、
私のような一般人に対応するのは珍しい事らしく
書類を奥に持って行って調べ、とても丁寧に一つ一つ
教えてくださいました。「・・・・で、ここでは
できる限りお教えいたしましたが、ここでは受付けられないんですよね」

旭川に出さないといけないって・・・。
それ、もう少し前の段階で言ってほしかった。
切手もね・・電話で3000円分、って言われていたので、
こまごました切手を1000×3枚に替えてもらって用意したのに
必要なのは、82円、92円、392円・・・・の総計が3000円弱。"(-""-)"
ここのヒト達、いかに専門家相手に仕事しているかよくわかりました。

それにしても、
切手代、収入印紙・・発行手数料色々払っているのですけれど
旭川って・・・、
往復(私たちの場合、2人で行かないとならないので)1万円かかります。

「は〜〜〜〜〜〜」と深いため息だけつき
そのため域に至るまで1時間ほどを要していたので、とにかく急いで帰宅しました。
そして、この手の手続きはすべて認められても
それで自動的に終わる訳ではない、ということも新たに知ることになり、
気持ちは重く、でも足取りは急いで帰宅しました。

美容室の予約時間から言って、30〜40分前には帰宅しているはずのmasa
メインエントランスが視界に入った瞬間
肩とあごの力がガクッと抜けてしまいました。

まるで締め出されてしまった子供の如く、
そこにたたずんでいるmasaがいました・・・・・。

「カギ持って行ったでしょう?入っててって言ったよね?」
と言ってもまだ、自分のポケットに鍵を持っていたことはピンと来ないみたいでした。
がっかりです。

そんなタイミングでピアノのレッスンでしたから、
yuriko先生のレッスンが天使の空間にまで昇華して見えてしまいました。
ピアノを奏でているという基本的な幸せを、ただ純粋に感じることができた夕刻でした。

家では、全く誉めてもらえないmasaでしたが、
先生には誉めてもらっていたのよ、とmasaがトイレに立っていた間の会話を伝え
なんとか明日の精気につなげることができたと思いたい今宵です。


夕飯クリップ☆彡