~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

ふだん政策に関わらない学者たちまでも1万人以上

衆議院の特別委員会で可決された安全保障関連法案を巡って、
普段政治に関わらない姿勢の学者たちが、憲法に違反しているとして反対する活動に
動き始めたとのニュースを夕方知りました。

呼びかけは、発起人の7名を中心にして先月始まっていたとのことですが
本日(20日)記者会見を開き声明を発表したことで、広く告知されたように思います。
賛同者は15日時点で学者や研究者が1万56人、一般の賛同者は2万超えとの報道です。

学者が一万人も立ち上がるという熱さに、胸が震えます。

19日の社説(毎日)【http://mainichi.jp/opinion/news/20150719k0000m070089000c.html】と
今夜のNHKで、
92年に憲法の拡大解釈で積極的後方支援活動に出ることができる判断をし
ユーゴスラビアアフガニスタンで軍事作戦や治安維持活動に参加したドイツの例が
取り上げられていました。

現地に赴きPTSDで今も治療を続けている隊員のインタビューの中で、
「戦地へ向かう判断を下す前に、我が子の屍を受け入れる準備ができているのか、
考えてから決めることだ」という内容が最も端的に憲法の運用的変更の重大性を
物語っているように感じました。

日本の憲法はもともと戦地へ出向く可能性がない事を前提に書かれているので
政府判断が派遣に傾いた際に歯止めをする規則が全く制定されていない分だけ
ドイツよりも今回の法案が与える影響は危険性を含むということです。

今日の声明発表を皮切りに、31日には国会前での抗議活動を行う予定とのことですが、
これだけの学者が立ち上がっている状況を真摯に受け止め
門前のデモ活動的なあしらいにだけはならないように、
国民の知恵を出し合って、国民のだれもが納得できる方向へと動いていくことを
祈ってやみません。