母の愛
母の日を前に、郵便物が届いていました。母親からでした。
masa宛のその速達には、蝶々と白い花の2通のカードとmasa宛の手紙が入っていました。
‟おばあちゃん”からの手紙の最後に、未記入のカードのこと、そこに
母への感謝の気持ちを書きこんで私に渡すように、と
きっと母が思いつく限りの説明を盛り込んだ‟母の日のてほどき”が書いてありました。
自分から具体的にどうしたらよいのかわからないであろうmasaに教える周りの大人として
ひと肌ぬいでくれた郵便でした。
もう一通の白い花のカードには、”masaの代弁”と称して
4ページに渡りびっしりと書き込まれたこれまでの成長の事、思い出を
masaの言葉として書いてありました。
そんな母の演出に驚きながら、
使う封筒が自分あての郵便封筒の裏紙であること、そして昨日の発送なので速達、
というところまで、申し合わせたように私のそれと同じであることに
一人苦笑していた幸せな娘です。
母が代弁として仕立ててくれた手紙を見ながら、どうしてこれまでの自分がその時々で
がんばってこられたのかが、・・・今に続く深い記憶とともに思い出されました。
それは後ろでどっしりとかまえる山から湧き出る泉のように
未曾有の愛を注ぎ込んでくれるこの人が居たからです
ぐっとくる喉の奥が痛くなるのを感じながら、
感謝の呼び水を吹きこまれて、お返しのしようがない未熟さに
甘んじている今宵です。
お母さんありがとう。
今日はお花を贈ってもらったり、こんな手紙を貰ったりして
心がホカホカしていたせいか、出来上がった夕飯は香りが爽やかな取り合わせでした。
(・三つ葉は、焼いたシイタケをおろしたカブと柚子酢と醤油で和え
・ルッコラには日向夏をちりばめて塩のみをひとつまみ。
・ホウレン草たっぷりすぎるポークビーンズはあっさり目のトマト味です。)